今だから語れる、サイバーパンク2077は「神ゲー」なのか「クソゲー」なのか

すんごい街のグラフィック以外はあんまりおもしろくない
まずストーリーがウィッチャー３のように造り込んだムービーでドラマや映画的に表現しないので地味であるし
そもそも派手だったりスペクタクルを感じるようなシーンや演出は少ない淡々としたストーリー
ともかく地味
その地味さをコーティングしているのが戦闘のつまらなさ（FPSを作ってきたようなデベロッパーではない）

街とその周辺が舞台で旅してる感じが皆無、狭い、GTA５のすごさよ
狭いごみ溜めみたいな大都会で大して盛り上がりもない淡々としたストーリーをちょこまかと移動してはこなすだけ

狭くてもそこに自分や人が生きているリアリティでもあれば別だが、それも無い
屋台で買い食いする要素やモーションはないし、話せる屋台やバーで話しかけると出るのは大して使いもしない回復アイテム(ゴミ)の買い物UIだけである
地下鉄の入り口はファストトラベルのUIが開くだけ、実際ロボのような生気のない市民
何か自分の行動で街の勢力図が変わるとかそういった要素も無く、過去のオープンワールドゲームのほうがよっぽどその辺は出来ている

このゲームが一番面白かった人は、未来のサイバーパンク都市をイチから設計し、組み立て動かしてみせた
盛大に金かけた自家製マインクラフトを楽しんだ製作者だろう

サイバーパンクな凄いグラの大都会ドーン！！
ていうインパクトだけ、そこだけ

ゲームとしてもオープンワールドのマップデザインにしても例えば、
ウォッチドッグス２あたりのほうが総合すれば上だと思う

ウィッチャーに比べて、ストーリーの作り込みが薄いとは思わない
ただ、FPSにしたことで戦闘の面白さは上がってるんだけど、ストーリーへの没入感が薄くなってしまっているとは感じた

メインストーリーはVもしゃべるから、プレイヤーも引き込まれるんだけど、サブクエストになるとVは無口になるから、
ストーリーだけ目の前を通り過ぎていって、戦闘だけプレイヤーがするみたいな感じになり、どのサブクエストも敵を殺して終わり、みたいな印象になってしまっている

メインストーリーもVは喋らせず、プレイヤーがあたかも選択しているような作りにするか、
あるいはサブクエストもVが前面に出てきて、ゲラルトみたいにストーリーのやりとりに積極的に参加するような作りにすれば、
もっとプレイヤーを引き込ませることができたのにとは思う