Sランクはガチの名作や
シナリオ:S キャラ:B ゲーム性:B UI:C
FEの人気を決定づけた記念碑的作品。
国内売上78万の記録は未だにシリーズ作の中ではトップ。
SRPGというジャンルの定義付けをしたという面からもその意義は大きくSRPG界のドラクエと言っても過言ではない。
シナリオも黎明期の作品とは思えないほど完成度は高く、特にアカネイア大陸の国家情勢の設定の作り込みはテリウス大陸に並ぶと思われる。
特に一部は戦略的な見地から各国を考察してみた時の味わい深さはシリーズ随一。
キャラは容量の関係上近作のような掘り下げはないがメインキャラは最低限の描写はあるのでキャラゲーとしても楽しめる。
ゲーム性に関してもFEの基本的なシステムは今作で出来上がっており質素ながらも完成度は高い。
一部はSRPGの教科書のような存在で二部は初見殺し多めのトリッキーな構成。
一部で基礎を学び二部で応用を試される形。
キャラごとのスキルなどは実装されていないので既にスキルありのFEをプレイしている人は物足りないかも。
UIはFC時代から改善されているとはいえそれなりに不自由。
レトロゲー慣れしていないと厳しいかも。
シナリオ:S キャラ:A ゲーム性:B UI:B
今なおファンの多い不朽の名作。
ただ熱心なファンも多いので半端な知識で語ろうとするとファラフレイムされるので注意しよう。
特筆すべきはそのシナリオのクオリティの高さ。
親子二世代に及ぶ壮大なストーリーは涙腺崩壊必須。
特に終章付近は厚手のハンカチを用意してプレイしよう。
ゲーム性に関しては賛否両論。
お金が個人の所有物の上なぜか武器などの所持品が中古屋経由でしか交換できなかったりで管理が難しかったりと
かなり独特なシステムでFEに慣れた人ほど戸惑ったりする。
またマップが非常に広大で戦闘が始まるまでが長くテンポが悪いのも欠点の一つ。
俗に民族大移動と称されるパートは非常に眠い。
が、面倒な武器のやりくりも大陸図を元に描かれる広大まマップも全てシナリオの演出に一役買っているので中盤~終盤で一気に盛り上がる。
この辺りのシナリオとシステムの融合は他の作品と比しても群を抜いた出来で見事の一言。
ちなみに定番の武器の三すくみは今作が初登場。だが武器ごとの格差がえげつない。斧と炎は泣いていい。
難易度は毎ターン開始時にセーブできることもありかなり易しめ。
シナリオのためにゲーム部分を用意しているともいえるかも。
UIに関しては前述の面倒な所持品のやりくりを除けば多少は快適になっておりレトロゲー慣れしていなくてもちょっとプレイすれば慣れるはず。
細かいのは後でええわ
確かに
一覧でこんな漢字や
S 紋章 聖戦 蒼炎
A 封印 烈火 エコーズ 風花雪月
B 聖魔 if 新紋章
C 暁 トラキア776
D 暗黒竜 外伝
E 覚醒 新暗黒竜
覚醒そんな酷かったか?
ワイは割と好きやわ
ちな聖戦厨
暗黒竜と外伝が低すぎる
FC時代にあの完成度は当時驚愕したぞ
ちな40台のおっさん
新紋章好きなんやが…
シナリオ:S キャラ:S ゲーム性:S UI:A プレイ難度:S
残念ハード末期の発売で新品で実機プレイした人は10万強の不遇の名作。
しかし今作は発売時期が絶望的だったにも関わらず発売と同時にハード買いされたことが任天堂に評価されシリーズの躍進につながった。
覚醒の成功の影の立役者とも言えるかもしれない。
シナリオのクオリティは素晴らしく、シリーズトップの人気を誇る主人公アイクを排出していることからもそのレベルの高さが伺える。
FEのシナリオは伝統的に貴種流離譚だったが今作ではその亜流とも言える形式で、傭兵アイクを主人公に据えることで新たな風を吹き込んだ。
世間知らずで半人前のアイクが主人公のため、プレイヤーは彼を通じて舞台となるテリウス大陸の常識を学ぶことができる。
戦記物らしいシビアな戦争を展開しつつ父親の仇である漆黒の騎士との戦いなど少年マンガらしさも兼ね備えた熱血物で万人受けするシナリオに仕上がっている。
キャラの掘り下げも文句なしの出来で登場人物一人ひとりが自立した思考を持てているためどのキャラも非常に活き活きとしている。
支援レベルが足りないと仲間内から裏切り者が出てしまったりといった展開もあるがキャラの個性を尊重した結果だろう。
ゲーム性も良くマニアックは歴戦のエムブレマーも唸らせる出来になっている。
よくアイク無双といった批判も見受けられるがアイクがラグネルを手にするのは終章とひとつ前の章のみであり、
地属性支援の回避能力を加味しても間接攻撃には無力であることから見当外れの指摘だと言わざるをえない。
そもそも蒼炎は攻撃後の再移動が復活したことや広めのマップから騎馬ユニットが強いゲームである。
特にハード以上ではアイクよりもオスカーやケビンといったエース級の騎馬ユニットが主力であることが多い。
スキルシステムに加えバイオリズムやボーナスEXPといった挑戦的な試みもしているほか
勝利条件が特殊な章も多く飽きづらい構成になっている。
ただターン交代時の大音量のファンファーレは批判しておきたい。
グラフィックは初3Dかつ久しぶりの据え置きなためかもっさりしている。
UIに関してはほぼ完成しているといえ、快適にプレイできる。
ただ戦闘時に敵味方の攻守表示されなくなったのはマイナスポイント。
バグもそこそこありバグみの剣など難易度を大きく変えてしまうものも存在する。
そして何より特筆すべきはリアルでのプレイ難易度の高さ。
バーチャルコンソールでの配信がないため実物のソフトとGCかwiiを用意しなければならないためプレイするまでのハードルは非常に高い。
そして中古でもべらぼうに高い。
続いてAランクや
手堅い良作やで
シナリオ:B キャラ:B ゲーム性:B UI:A
FE生みの親、加賀昭三が去ってから初めて作られたFE。
全ての要素がバランスよくまとまった優等生。
シナリオは起伏に難はあるものの戦記物として手堅くまとまっており高評価。
主人公のロイが良くも悪くも有能なのでFE史上他に類を見ない敗戦どころか撤退すらないFEである。
支援会話が初めて導入されたFEでもあり、キャラごとの掘り下げも丁寧。
キャラゲーとしても楽しめる。
ゲーム性に関しては紋章を踏襲している形で勝利条件は制圧のみ。
FEの基本形のみをトレースした質素な物。
ただしSRPGというゲームジャンルが紋章でほぼ完成を見ているため十二分に楽しめる。
むしろ複雑な要素がないぶん取っつきやすいという声も。
しかし難易度は高めでありクリアできないという苦情も多く寄せられた事情から初心者には後述の烈火が勧められやすい。
UIは高速化、ターンスキップなどがないだけでほぼ完成されている。
十分に快適といえる。
シナリオ:C キャラ:A ゲーム性:B UI:A
封印の20年前を描いた作品。
初心者向けに配慮された良作であり未だに初FEに勧められる作品でもある。
シナリオは封印の前日譚を描いている影響から大きな戦争はできないため歴史に残らない局所戦がメイン。
どちらかというと一般的なRPGと同様に旅をする感じなので戦記物を期待している層にはややウケが悪い。
しかし主人公を三人に増やして彼らの会話中心にイベントが進行するのでとっつきやすく
歴代FEのメインイベントがほぼ主人公と軍師のオッサンの会話という欠点をうまく解消している。
なお歴代で初めてマイユニットが導入された作品でもあるがチュートリアルのリン編以降は空気と化す。
時々思い出したように主人公がageてくれるが陽キャが教室の端っこにいる陰キャに配慮しているようでこれがまた痛々しい。
ゲーム性は封印が難しすぎという批判を受けてかややヌルめに。
基本的には封印同様シンプルだが奥深く仕上がっていて周回していても全然飽きない。
フレイボムや光の結界などマップ兵器系のアイテムも導入されてより戦術に幅ができたがバグも発生した。
敵を操作できるようになるフレイボムバグは有名。
ノーマルは平均的な難易度だがハードになると一気に難化する。
特にヘクトル編ハード、通称ヘクハーはトラキア776、蒼炎マニアックと並び称されるほどの難易度。
中にはノーマルとは敵編成がごっそり変わっているマップも存在する。
とにかく敵のルナが恐ろしい。
UIは高速化、ターンスキップなどがないだけでほぼ完成されている。
十分に快適といえる。
シナリオ:B キャラ:B ゲーム性:D UI:A
絶望視されていた外伝の奇跡のリメイク作。
なぜかファミコン時代の不親切かつ未成熟なシステムをほぼそのまま流用している。
誰がそこまで再現しろと言った。
シナリオはリメイクだけあって良好。
シンプルながら良くまとまっている。
さすがにファミコン時代のままではボリューム不足と判断されたか追加された
オリジナル要素についても評判は概ね良い。
原作外伝ファンとしてはセリカの謎洗脳と「ひねりつぶしてやる」削除はちょっといただけない。
キャラについても良好ではあるが原作をプレイしてると気になるところは出てきてしまうかも。
オカマにされたレオや妙にトゲトゲしいパオラはキャラ付けの犠牲となったのだ…。
逆に言えば原作を知らないなら気になるところはないかと思われる。
ゲーム性はファミコン時代のシステムを踏襲してしまったため難あり。
射程が鬼な弓やらワープやら魔女やら大雑把な調整が目立つが1ターン巻き戻すミラの歯車は評価したい。
UIはほぼ新作だけあってストレスなく遊べる。
これなかったら風花雪月もなかったんやで
シナリオ:A キャラ:S ゲーム性:B UI:S
最新作。
ネタバレしたくないので多くは語らない。
シナリオ:C キャラ:B ゲーム性:C UI:A
GBA三作の最後の作品。
蒼炎と並行で作られたためかそこそこ粗は目立つ。
シナリオは賛否両論あるが随所に突っ込みどころがあり手放しには評価できない。
しかし大筋は決して悪くはない。
キャラは数こそ封印の半分ほどだが掘り下げはしっかりされているのでキャラゲーとしても楽しめる。
ゲーム性に関しては批判が多くフリーマップ性でレベル上げし放題なので全体的に易しすぎるとの評価を受けがち。
ただ裏を返せば初心者向けとも言えるのでキャラが気に入っているなら入門作に丁度いいかもしれない。
W主人公でエイリーク編とエフラム編が楽しめクラスチェンジ先も分岐するユニットが多数いるなど周回が楽しいゲームでもある。
ただ事態の真相を知るにはマイナーな支援を収集する必要が出てくる仕様はどうにかならなかったのか。
一部のクラスはスキルを持っているもののカスタム性はなく中には変てこなスキルも。
まれに攻撃が必ず当たる「必的」はシリーズ屈指の迷スキル。
やはり納期の影響か……。
UIは高速化、ターンスキップなどがないだけでほぼ完成されている。
十分に快適といえる。
外伝行きたければ仲間殺せは
シミュレーションとしては有りだけど
FEが成功した要素のRPGと相反するから低評価はしゃーない
補充キャラとかいう名無しモブとか見たくなかった
あとカジュアルモード追加されてから物量でごり押してくるマップ出てきたけどそれも多分覚醒から続く悪しき伝統
シナリオ:F キャラ:D ゲーム性:A UI:S
知名度はおそらくナンバー2。
覚醒のシナリオ批判を受けてあのキバヤシをライターに据えた意欲作だったのだが……。
そのシナリオの出来は無惨の一言。
神作の予感しかしない素晴らしいコンセプトとPVからお出しされたのがこれ。
どうしてこうなった。
どこから批判すればいいのかも分からないほどシナリオのあらゆる部分が腐っている本作だが
やはり一番指摘しなければならないのは世界観の作り込みの甘さか。
とにかく各陣営の立場が描写されない(そもそも設定すらない?)。
各国の重鎮の思考は100%主人公のカムイのことで埋まっており、
敵の思考「カムイを苦しめたい」味方の思考「カムイと仲良くしたい」こんなんばっか。
カムイのためなら絶好の勝機も逃すし何なら停戦する。
国益よりもカムイ優先の王しかいない。
戦争の中心にいるのがカムイ。何じゃそら。
ちなみにワールドマップは中心に溝がある白地図なので全ルートクリアしても国境すら分からないまま。
またカムイ本人には思考能力そのものが備わっておらず
隣の歌ゴリラに「白夜を救いたければ白夜の玉座に敵国の王を座らせるしかないから一旦白夜を滅ぼせ」とか
「両国の戦いを止めたければ両方に攻撃して両国の敵になれ」とか
恐ろしいことを吹き込まれても従順に従う。
カムイに付いたあだ名はラジコン。
ブレインである歌ゴリラの指針が基本的にアホなのでプレイしていてマッハでストレスが溜まる。
常人であれば耐えられないレベルのマジキチワールド。
ifのシナリオに付いたあだ名はビュティのいないボーボボ。
誰かが雑に死ぬ→カムイ「うわああああああああああっ!!!!○○さーーーーーーーーーんっ!!!!!」は様式美。
5chのSSでも滅多に見られないほどの感嘆符に頼り切りのテキストは目を疑うばかりである。
ちなみに上記のうわあああああ構文はなんと作中で10回も使い回されている。
せめて少しは捻れ。
また死因のくだらなさもシリーズどころか古今のゲームでも類を見ないほど酷い。
(例)
上官「そいつ殺せ」
カムイ「あっあっ(おろおろ)」
死ぬキャラ「カムイが困ってる!死ななきゃ(使命感)」ジサツー
カムイ「うわああああああああああっ!!!!○○さーーーーーーーーーんっ!!!!!」
とかこんなん。
ちなみに上記の例は作中で二回ある(ニジケン、リョウマ)。
しかしいくら書き連ねてもifのシナリオの狂気は筆舌に尽くし難く、その全容をあえて体感したいというなら逆におすすめかもしれない。
キャラに関しては賛否両論であり中には「シナリオはゴミだけどキャラは神」という声も聞かれるがその意見には同意できない。
考えてもみてほしい、メインシナリオでこれでもかとキチガイコントを演じてた狂人が支援会話で急にまともなことを言い出しても「何言ってだこいつ」としかならない。
シナリオの出来はキャラの印象に直結してしまうのだ。
当然メインシナリオに多く関わるほど印象が悪くなるのでメインキャラほど好きになれない地獄。
特にリョウマなどはカムイと直接の血縁がないことを唯一知りながらも「本当の家族の元に帰ってこい!」などと抜かしており完全に詐欺師。
このエビのどこに武士道を感じろと?
ただしカムイもその事実も知らされても「じゃあリョウマ兄さんと結婚できるんですね!ヤッター!」としかならないスイーツ脳なのでハッピーエンドなのかもしれない……。
シナリオの出来の悪さと比してアンバランスなほど完成度が高いのがifが怪作と言われる所以。
前作の覚醒で非難轟々だったダブルシステムを高陣・防陣として昇華した手腕は素晴らしい。
必要に応じて使い分ける柔軟さが求められ前作とは打って変わって高い戦術性を生んでいる。
このシステムは非常に高く評価され数々の中毒者を生み出した。
またシリーズ作での課題だった敷居は低くしつつも古参の要求を満たすという無理難題に対しても
初心者向けの白夜と上級者向けの暗夜とバージョンを分けてしまうことはアンサーとしてこれ以上ないほどの妙案だったと評価できる。
ただしマップギミックに頼りすぎている面もあり(代表例は暗夜狐マップや風マップなど)敵味方で露骨に不公平感が出てしまう場合もある。
また敵味方のスキルによって能力値が広範囲で変動してしまうため後半にいくほど戦闘予測が立てづらくなり非常に面倒くさい。
行動決定までにかける工数を増やすことで難易度を上げる手法は単にプレイヤーを疲労させるだけでゲーム的な面白さにはつながらない点は批判しておきたい。
また一部の武器の説明が疎かで(例:ビーストキラー 獣特攻、他には弱い←他には弱いって具体的にどう処理されんだよ)戦闘予測が物理的に組めず実質的に初見殺しになっているのは明確な欠点。
さらに攻略パートが軍事行動の表現になっていないためただのパズルゲーに堕しているとも言える。
ゲームという媒体の真骨頂であるストーリーとシステムの融合、調和、相乗効果といったものは皆無。
ifのゲーム性が高いとは単にパズルとしての評価であってゲームという表現手法全体で見た場合の評価は一段落ちるだろう。
ちなみに暗夜の最高難易度ルナティックの手応えと調整は素晴らしい。
新暗黒竜以降に見受けられた能力値の暴力による投げやりな難易度ではなく
能力値自体はハードとさほど変わらないながらもスキルの連携と配置の嫌らしさで難易度を上げているのは評価されるべき。
でも割合ダメージと最大HP減らしてくるのはどうかと思う。
暗夜のルナティックをクリアできれば立派な変態を名乗ってもいいだろう。
これでストーリーさえ良ければ…。
UIは新しい作品だけあって非常に快適。
高速化やターンスキップなども完備されている。
ASBSの風花が総評Aで
SBBCの紋章、SABBの聖戦が総評Sなん意味わからんのやけど
シナリオ:C キャラ:A ゲーム性:A UI:A
紋章二部のリメイク作。
スーファミ時代は一作で二部構成だった作品を別売りするのは印象が悪い。
一部である新暗黒竜を未プレイでも楽しめると謳っているが説明不足な面が目立ち既プレイでないと厳しいと思われる。
この辺りの悪癖は暁の女神にも表れている。
シナリオは基本的に紋章二部の移植なのだがなぜかアカネイア王国の不祥事を全て隠蔽してしまっている。
アカネイアという腐敗国家の傲慢が一部・二部の戦争の根幹であり大陸の病巣であったことは疑いようがなく、
その部分を描写しなければマルス達の戦いの大義すら揺らがせてしまう大失態である。
小悪党ラングすら庇う意味はあったのか。
ラングの悪行を描かないのにラングとの決戦章のタイトルが悪の巣じゃ初プレイの人は???ってなるのでは。
アカネイアの罪を全て語らなかった弊害としてタイトルである「紋章の謎」も謎のまま終わる謎ストーリーに仕上がっている。
結果的にハーディンが失恋で発狂したせいで英雄戦争が勃発してしまったかのような描写になっているのは不憫極まりない。
またオリジナルストーリーとして謎の暗殺集団との戦いも追加されているが世界観とマッチしていないためすごく浮いている。
マイユニットとして作中に参戦できるがこいつがまた会話にしょっちゅう挟まってくるのでテンポが悪い。
さらにマルスを押しのけて意思決定するような厚かましさも兼ね備え非常に不快。
見ようによってはマルスの功績だとされてた物は全部マイユニちゃんの功績だったんだ~とすら捉えられる原作レイパー。
シナリオを総合的に評価するとボリュームは増えたものの原作のシナリオからは二段も三段も落ちる内容になってしまったと言わざるを得ない。
元々が名作だけありシンプルながら十分に楽しめる内容となっている。
オリジナルから追加された要素は武器の三すくみと兵種変更。
難易度は五段階から選べ、ルナティック以上が初めて追加された作品でもある。
その難しさは恐らくトラキア776、ヘクハー、蒼炎マニアックをも凌駕するほど。
ただしその難易度は狂ったような高級装備かつ鬼ステータスの敵を序盤からわんさか出してくるもので
その理不尽さから当初は「これはゲームなのか」「これノーデバッグで数値盛りまくったおふざけモードだろ」などと批判もされていた。
が、それでもクリアする猛者が表れてくると徐々にその絶妙な調整を評価されるように。
SRPGとしての出来は神と言われる所以である。
もし挑戦するならマイユニットの初期設定はガチらないと冗談抜きに詰むので注意。
幻の作品アカネイア戦記が再収録されているのも非常にありがたい。
UIは新しめの作品だけあって非常に快適。
高速化やターンスキップなども完備されている。
ギャルゲーやんか建物内で酔いやすいし最悪やわ
移動する手間いらんやろ
激萎えやわシミュレーションゲーム名乗るのやめろや
そういう時代なんや
シナリオ:S キャラ:S ゲーム性:A UI:A
最近まではシリーズ最高難易度の名を欲しいままにしていた問題作。
現在ではその座は他の作品に譲っているものの、選択できる最も易しい難易度という条件の中では未だに最高難易度と言える。
FEの生みの親である加賀氏が最後に手掛けた作品でもある。
特筆すべきはその鬼畜すぎる難易度。
どのプレイヤーも序盤で詰まって当時のアンソロジー漫画が序盤ネタだらけになったりもしていることからその異常性が伺える。
一例を挙げると
・命中に絶対がない(上限99%、下限1%)
・シンプルに敵が強い
・と に か く 貧 乏(開始時所持金0、ストーリーで貰えるお金も一切ナシ、敵から奪うか宝箱か味方の初期装備しか入手経路がない)
・敵から武器を奪うには敵を捕らえなければならない(敵より体格が上の場合に 全ステータス半減 で戦闘し勝つと捕獲できる)
・もちろん武器は壊れる
・回復の杖すらミスる
・キャラごとに疲労度が設定されていて疲労度が最大HPを超えると次章に参加不能
・やたら複数方向からの進軍を迫られる
・進撃準備画面の配置変更がめんどくさい
などなど、鬼のような環境なのである。
SS AAで総評Cというガバガバっぷりよ
面白いゲームでしたがオチがクソ ✩1 みたいやな
・扉を開けたら敵がみっちり詰まってた
・ラスボスより強い敵が確率で♪を出しながら1ターンに2回行動しながら追いかけてくる(序盤)
・マップを埋め尽くすアーチの攻撃範囲
・増援でアーチ
・アーチに突撃するアホ
・指揮レベル10(全ての敵の命中と回避に50%の支援効果)とかいうアホ性能の敵軍師が出てくる
・ゼ ー ベ イ ア
・トラップ踏んだらお仕置き部屋へ強制ワープ
……などなど泣きたくなる要素が盛りだくさん。
この仕様を考えたやつの脳みそはどうなってんだ。
ただしこれらの鬼畜仕様は決してただの嫌がらせではなくリーフの置かれた苦しい立場をゲーム的に表現しているだけなのだ。
でも杖ミスったりするのは別にストーリーとリンクしてないしやっぱりただの嫌がらせもあるな。
祖国を滅ぼされ帝国とトラキアの追手から逃亡生活を送っていた主人公リーフが帝国に反旗を翻す熱い物語。
……なのだが、聖戦の外伝作品である本作の主人公リーフは歴史に選ばれた勇者ではない。
グランベル王家の正当な後継者でもなければ聖戦士の聖痕も出ないし当然神器も使えない。
聖戦二部で解放軍を率いたセリスのように運命に導かれた存在ではないのだ。
だから常に限界ギリギリの状況で絶望的な戦いを強いられるし何度も負け、何度も逃げ、何度も大切な仲間を失ってしまう。
それでも歯を食いしばって戦い続ける泥臭さこそがリーフ、そしてトラキア776という作品の最大の魅力。
そしてもう一つトラキアを語る上で欠かせないのが軍師アウグストの存在。
リーフは逃亡生活を送りながらも騎士フィンの有能さもあって中々のお花畑思考。
わりとナチュラルに悪気なく庶民を煽ったりする。
……のだが序盤で出会い以降行動をともにする軍師アウグストに厳しく導かれ
これまで知ろうともしなかった敵国の内情、王の責任、英雄の存在意義などを知るようになる。
後に賢王と称されるまでになるリーフの精神的な成長もまたトラキアの魅力。
エピローグの立派に成長したリーフとアウグストの会話は涙腺崩壊必至。
このようにシナリオと緻密にリンクした高難易度をヒィヒィ言いながら攻略していく泥臭い面白さは他のFEでは味わえないもの。
クリアした時の達成感は言い表しようもない。
また高難易度とはいうものの、実はシステムさえ理解してしまえばこっちのもので2周目以降は無双プレイできたりするすごい調整の作品でもある。
敵とのチート合戦を制するようになれれば立派なトラキアプレイヤー。
総じて素晴らしい作品ではあるのだが半端な実力で挑めば2章外伝、行けても4章あたりで投げかねないので安易に勧められないのがネックか。
ピーキーすぎる調整は人を選ぶのだ。
そして聖戦の外伝作品だけに聖戦をプレイ済みじゃないとイマイチ大陸情勢が分かり辛いのもマイナスポイント。
クリアできる人にとっては神ゲーなのだがニッチすぎる趣向を考慮して総評C。
でもハマる人はドハマリするゲーム。
UIは進撃準備の配置変更が面倒だがほぼGBAクラスの水準。
十分快適といえる。
シナリオ:D キャラ:B ゲーム性:C UI:A
何かと槍玉に上げられる蒼炎の続編。
FE凋落の一因になってしまった作品でもある。
また新紋章にも言えることだが続編でありながら前作は遊んでいなくても楽しめます!と謳っているが配慮が行き届いているとは言えない。
売りたいからといって事実を誇大するのは誠意に欠けているのではないだろうか。
シナリオはミカヤ視点、エリンシア視点、アイク視点の三陣営から成る群像劇――と言えば聞こえはいいが扱い的に実質アイクのピン主人公である。
群像劇の醍醐味であるそれぞれの立場、それぞれの正義を作り込めなかったことが全体の質を落としてしまった作品。
戦いの大義がアイク側にしかないため特に対立するミカヤ陣営へのヘイトが貯まりやすくなっている。
このあたりも蒼炎未プレイユーザーの胃に悪い仕様だといえる。
ミカヤ陣営の戦う理由である血の誓約は暁のシナリオで最も批判されている設定。
端的に言えば「サインすると帝国の属国扱いとなり逆らえば国民が一人ずつ呪い殺されていく国家間の契約」。なんだそりゃ。
この手のファンタジー作品にはマジックアイテムがありがちとはいえ都合が良すぎる効果には苦笑せざるを得ない。
作中で登場するマジックアイテムにもある程度の説得力は必要であり、突っ込みどころが多すぎるこの設定を軸にシナリオが展開してしまうのは非常に残念。
また三陣営が合流する流れも雑であり(人類石化ビーム)、全くカタルシスを感じられない。
ただし第三部前半までのシナリオは良好。
血の誓約が出てきたあたりで一気に失速し終盤には虚無が残る。
この質の落差にはライターが途中で変わったのでは?といった噂がまことしやかに囁かれるほど。
キャラクターは前作からの続投が多いため良好ではあるがシナリオの奇行である程度ランクダウンしていると言わざるを得ない。
またクリア後の後日談にも納得のいかない物が多い(アイク、ミカヤなど)
しかし蒼炎で張った伏線をしっかり回収した点は評価したい。
群像劇のためしょっちゅうプレイ陣営が切り替わったりキャラの陣営鞍替えがあったりで特に序盤(一部~二部)はSRPGの醍醐味であるキャラ育成がつまらない。
さらに中盤以降はグレイル傭兵団、終盤にはチートラグズ王たちが加入してくるため弱いユニットを育てる気力が湧かない。
一応お助けユニットという存在は必要ではあるものの暁の場合は強力すぎる。
凡人ユニットではステータスの上限の関係上どうやってもラグズ王を超えられないため育成が非常に虚しい。
また強制出撃ユニットも多く、愛を注いだキャラが報われ辛い環境が育成の意欲を削いでいく。
UIはターンスキップや高速化はないものの新しめの作品だけあって快適。
ただし最高難易度のマニアックにすると武器の三すくみが消えたり敵の行動範囲が表示されなくなったりと謎の仕様がある。
それ難易度上がったというかただの嫌がらせでは?
シナリオ:A キャラ:C ゲーム性:B UI:F
記念すべきFEシリーズ第一作。
発売当時はあんまり売れなかったが口コミでジワ売れしていったらしい。
今でこそ中世ファンタジーなFEだがこの頃はキャラデザがローマ風でマルスもパンチラしそうなミニスカートを履いてたりする。
キャラデザも全体的に無骨でマルスも影のあるちょっと悪そうな顔をしている。
シナリオは基本的に紋章の謎の第一部だがところどころ設定が違ってたりする。
紋章とは違い勧善懲悪の風味が強い。
第一作目からSRPGとして基本的な面白さは備えているのだが
いかんせんスーパーですらないファミコンソフトなのでよほどのレトロゲーマニアでなければプレイは厳しいだろう。
シナリオ:A キャラ:A ゲーム性:C UI:F
シリーズ二作目。
アカネイア大陸のお隣バレンシア大陸が舞台。
暗黒竜からのゲストキャラも参戦する(ゲストキャラとは思えないほど攻略上の重要度は高い)。
今作では世間のRPGブームに乗っかってかRPG要素を濃くしてみたりと色々と試行錯誤していた模様。
主人公二人を操りそれぞれの視点で展開させるシステムが面白い。
RPG要素を取り入れた弊害かマップ攻略は簡略化され中には使いまわしのマップもある。
全体的にSRPGとしてはかなり大味な調整。
シナリオは簡素ながら素晴らしく、特にラストのルドルフ撃破~再開のシーンは熱い。
このシーンはリメイクのエコーズよりもオリジナルの方が優れている。
セリカの謎洗脳なんてなかったんや。
ただやはりファミコンソフトなのでUIに難あり。
素直にエコーズをプレイしよう。
シナリオ:A キャラ:B グラフィック:ゴミ ゲーム性:C UI:S
暗黒竜のリメイクなのだがそのゴミすぎるグラフィックによって全てが台無しになってしまった。
また謎のシステムを多く搭載しており中でもこの作品を語る上で欠かせないのが特定の人数仲間を殺さないとリメイク新規のキャラを仲間にできない謎仕様。
仲 間 を 殺 さ な い と リ メ イ ク 新 規 の キ ャ ラ を 仲 間 に で き な い 謎 仕 様。
開発者インタビューでは滅びの美学などとほざいているがまずはお前から滅んでほしい。
また兵種変更も追加されたが調整不足でキャラの強さがチグハグなことに。
バーツ隊長…すまねえ…。
ちなみにシナリオは暗黒竜がベースになっているので新紋章の謎とのかみ合わせも微妙なことに。
UIは新しめの作品だけあって非常に快適。
高速化やターンスキップなども完備されている。
元々設定ミスなだけだったキャラとかいるしな
なんやねんHP成長率10%って
ダークマジとかいう謎適正
シナリオ:E(F) キャラ:D ゲーム性:F UI:S
ifとは違いガチで褒められる要素が一つもないゲームとすら呼べないナニカ。
ただのクソゲーに留まらず歴代の全FEをコケにしたのもヘイトを集める大きな要因。
シナリオで特筆すべきは過去作エアプ。
なんと紋章の続編(2000年後のアカネイア大陸&バレンシア大陸)を謳っておきながら随所に設定の矛盾が見られそれを指摘する長文コピペまで登場してしまった。
マルス仮面や大人チキ、ファルシオンやアカネイア大陸で古参ファンを釣っておいて披露されるニコニコ大百科を流し読みした程度の知識で作られたであろうエアプシナリオは非常に悪質と言わざるを得ない。
またエアプ被害はアカネイア作品に留まらず、アイクの子孫を名乗る精神異常者やタグエルとかいうラグズもどきさらにDLCまで含めるとほぼ全ての過去作が被害を受けている異常事態っぷり。
過去作エアプを含めた評価ではifレベルの不快シナリオだがエアプ抜きにしてもシナリオはお粗末。
章開始時のナレーションが廃止され各国の情勢なども不明。
全体的にマイルドヤンキーの抗争のような極小のスケールで展開される。
イーリス町内会。
さらに軍師として参戦しているマイユニットの献策がことごとくアホな作戦なのも特徴。
海戦なら味方の半数の船に油を積んで敵に突撃、火を付けたら乗ってるやつは泳いで戻ってきて。
敵に包囲されそうだ!ならば活火山の中に籠城すればいいのでは?
などなど、なろうレベルの策を連発。
当然周りは流石ルフレ!神軍師だぜ!!とワッショイしてくれる。
覚醒ではダブルというシステムが導入されており端的に言えば2つのユニットを1つのユニットに合体させ戦闘力を強化するというもの。
このダブルが雑に強力すぎ、デメリットがほぼ存在しないことからゲームとは呼べないほど易化してしまっている。
極論だが低難易度ならマイユニットにクロムを重ねてターンエンドを連打するだけでクリアできてしまう。
ゲームってなんだっけ?
これは明らかに調整ミスであり、例えば多方面に同時展開しなくてはいけないマップを作ればダブルは合体させる都合上ユニットの総数は足りなくなるので
脳死でダブルしておけばいいという局面を減らせ、ゲームに駆け引きが出てくる。
だが覚醒のマップは遮蔽物のない広大なマップで敵が四方から突撃してくるマップが多く、勝利条件も敵の全滅が多い。
要するに強い味方二人を出撃させダブルにしたら放置、が戦術上最適解となってしまっているのである。
味方を多く出撃させない方が有利という仕様になっている時点でSRPGとして失格。
歴代史上最も退屈なゲームとなってしまった。
また覚醒にはルナティック、ルナティック+という最高難易度が存在するが、これはこれで問題が多い。
ヤケクソとしか思えない鬼ステータス鬼スキルの敵が序盤から終章レベルの戦闘力で襲いかかってくる。これだけ。
新紋章のような調整の美が感じられず、中学生のRPGツクールのようなインフレ数値はやる気を失わせる。
またスタッフは本当に調整していないようで敵のスキルは章開始時にランダムで決まるのだがこのスキルの組み合わせによっては開始時にすでに詰んでいることが少なくない。
クリアしたければまず敵スキルの厳選、リセマラを行わなくてはいけないゴミ仕様なのだ。
一応クリアできなくはないが虚無感、徒労感が凄まじく、ゲームとしての達成感は一切存在しない正真正銘のクソゲー。
キャラに関してもピクシブのキャラシートのような属性キメラだらけ。
シナリオで活躍するのは大抵神軍師(笑)なのでシナリオで好きになるみたいなのも少ない。
支援会話だけはムダに豊富。
総じて言うとSRPG風支援会話集婚活ゲーム。
UIだけは神かな…UIだけは
引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1566800194/